「自由」になれる「檻」をつくる

 

自分自身を思いっきり

自由に表現したい!

 

 

これは永遠に変わることのない
私の中に存在する"衝動"です

 

 

その昔、

私は、

表現を仕事にする勇気がなくて
仕事で表現をしようと足掻いて

理想と現実のギャップに

揺れ

"絶望と希望"とを
繰り返していました

 

要は、

専門分野を持つ文化人として
自己表現をしていたのですが

その結果、

自分の専門分野が枠や型となって
自分の表現に"制限"がかかり、

息苦しくなってしまったのです

 

 

かつての私は、

野菜だとか
野心だとか

そういった専門分野を
媒介に表現をしていて

徐々に

枠を広げていたつもりでした

が、

どんなに枠を広げたって
枠組は自分を閉じ込める

檻でしかない

と、痛感したのです
(※野菜→野心で一瞬広がったように感じたけれど…)

どう頑張ったって
呼吸がしづらい!

 

更に

どちらのコンテンツも

有限です

100%自分だけのものではないから
限りがあるし、永遠には続けられない

何より

飽きる!

 

 

私は"壁"にぶつかりました

 

 

ずっと

自分らしい"表現"を続けるには?

どうしたらいい?
どうすればいい?

嘘はつきたくないし
誰にも遠慮したくない

次はどこへ行く?
次は何を目指す?

どうしよう、
どうしよう、
どうしよう、と

 

悩み、嘆き、葛藤…etc

 

こうして、

考えて、考えて、考えた果てに

辿り着いたのが、

ここ、

『拝啓、中村慧子』

というワケです

 

 

"私"は無限のコンテンツ

 

 

"永遠"に尽きることはない
誰かに邪魔されることもない

私の表現権は
私にあるから

 

表現と仕事を切り離して

私は"私"を表現すれば
悩みはすべて解決できる!

と、

こう吹っ切れた瞬間は、
本当に"爽快"でしたね

 

やっと

自由を手にすることができた!

と、そう酔いしれていました

 

 

しかしながら、

実際は、

そんなに"甘く"なく

枠をぶち破った"爽快感"は
そう長くは続きませんでした

息苦しさ

過去に感じた閉塞感が
再び蘇ってきたのです

 

その原因は、

紛れもなく、

私自身の"弱さ"です

 

 

ずっと、

自由を渇望していたくせに
自由から目を背けてしまう

圧倒的な"自由"を

むしろ

脅威に感じてしまう

 

果てしなく続く"白"に耐えられず
自ら黒い枠を描きたくなってしまう

 

あんなに嫌がっていたのに…

また、

私は、

私を定義し、縛りつけ

自分を自分で檻に入れるという
怪奇思考に陥りはじめたのです

 

 

なぜなら、

透明な自由が
怖かったから

 

 

何もない真っ白な空間に
ひとり放たれてしまうと

その"余白"の中で

強制的に自分という存在と
向き合わされてしまいます

逃げられない

 

あんなに忌み嫌っていた
私を縛っていたもの達を

恋しく感じました

 

彼らは、

苦痛を与えるものなんかじゃなくて
安楽を与えてくれるものだったのか?

と、過去を欲したことも

 

 

そして、

気づかされてしまったのです

 

自由は、残酷で、厳しく

自分が何者であるか?

証明できない"存在"には
扱うことを許してくれない

 

私は所詮、

"不自由さ"の中でしか
"自由"を感じられない

ちっぽけな"存在"なのだと

痛感したのです

 

 

だって、

本当の自由とは、きっと

今、自分が自由かどうか?なんて
微塵も考えない状態だと思うから

自由の概念など考えさせない

 

 

結局、

私は、

感じられる"自由"が好きで
自由を味わい続けるためには

ルールが必要

 

ある程度の"縛り"が不可欠なのです

 

でも、

不用意に乱立させてしまうと

ここ数年、

何も表現できていなかったように
また感受性が塞がってしまうから

上手く操らなくてはいけない

 

 

つまり、

私には、

自由になれる檻

それを創ってあげることが重要なのです

 

だから、

今、

『拝啓、中村慧子』には

限りなく透明に近い枠を
薄っすらと創っています

 

多分、

「私は私であるために書き捨てる」

という

キャッチコピーの部分

これが枠なのでしょう

 

私は私のためだけに
表現するということ

 

我ながら

ちょうどいい塩梅

これだけあれば楽しく書けます

 

逆に

これ以上は

また苦しくなりそう

縛り過ぎは要注意です!

 

 

正直、まだ迷うこともありますし
日々、試行錯誤を繰り返していて

安定させるのが難しいのです

 

けど、

確実に言えるのは

今、

以前よりも、ずっと

自由を感じられる

ということです

驚くほど、自然に

 

これから

自由になれる"檻"の中で
どのくらい暴れられるか?

試してみたいと思います