MY MADE IN JAPAN

 

「MY MADE IN JAPAN」は、
「MADE IN JAPAN」(=日本の伝統的手法を用いた「10年先まで使えるモノ」)が、
一つのブランドとして世界中の生活の中に取り入れられ、
かつ、永く愛用されることを目指して立ち上げられたプロジェクトです。

「MADE IN JAPAN」が世界各国の生活のなかで実際に使われている様子、
すなわち「MY MADE IN JAPAN」のあるライフスタイルを、
日本のクリエイティブチームが写真と言葉を中心に発信します。
また、「商品単体」ではなく「商品+ライフスタイルイメージ」を発信することで、
世界中に「MY MADE IN JAPAN」のファンを増やし、
日本においてもその魅力を改めて感じてもらうことを目的としています。

title&body copy: TAKUBO DESIGN STUDIO

 

Story.1 MORNING

Story.2 LUNCH

Story.3 DINNER PARTY

Story.4 TEA TIME

 

 

Background Story

2013年、冬

私が自分の中だけで描いていた"言葉にならないストーリー"は、とあるクリエイターチームに"紙芝居"で想いをぶつけたことから動きはじめました。

2014、初夏

名もなきストーリーに「MY MADE IN JAPAN」というタイトルがつき、上記のコンセプトのもとにプロジェクトとして本格始動。同年11月、商品+ライフスタイルイメージの写真撮影が終了。翌年、1月~2月に"つくり手"の方々への取材撮影を終え、残すはプロジェクトを発表するWEBサイトを制作するだけとなりました。が、WEBサイトの制作を進める際にトラブルが発生したこと。また、撮影や取材を通して、私自身の中でプロジェクトの意味づけが変わってしまい、着地点を見失ったことによって一旦中断。プロジェクトは空中旋回したまま、月日が流れていきました。

 

しかしながら、

2019年、冬

「MY MADE IN JAPAN」に突如として光が射しました。

私は、自分自身の棚卸しサイトである、本WEB-MEDIA『拝啓、中村慧子』を創作する過程で、ようやく、「MY MADE IN JAPAN」を"言葉"にすることができたのです。

「MY MADE IN JAPAN」の創作に走り出す前、私は私を見失っていました。自分の"本質"から外れ、不向きな業界に身を置き、周りの目や常識ばかりに囚われて、自分が"誰"なのか?解からなくなっていました。

そんな時に出逢ったのが、自分の"色"を持ちながら仕事をされているクリエイターの方々であり、そして、東京ミッドタウンに在ります「THE COVER NIPPON」で目が合った、強烈に心惹かれるモノ達です。

私は、この出逢いによって、忘れていたことを一気に思い出しました。父方の祖父が西陣織の糸染めの職人であった影響で、伝統工芸品に触れることが好きなこと。そして、父の仕事の関係で、幼少の頃、海外のお客様に"日本ならではのお土産"を選び、プレゼントしていたこと。私の好きな日本ならではのモノ達が、これから異文化の中でどう過ごしていくのか?想像するだけでワクワクしたこと。

プロジェクトが始動した当初は、何ひとつ言葉にできず、"衝動"のままに走り出してしまいましたが、私はこうした"想い"を「MY MADE IN JAPAN」という作品にすることで、自分の原点に帰ろうとしていたのだと思います。

 

「MY MADE IN JAPAN」は、

私にとって、

プロジェクトではなく、表現作品でした。

 

自分自身の"0"に還るための作品。"0"は"Identity"とも呼びます。「MY MADE IN JAPAN」の創作を通して、私は"私"に還ることができました。

ただ、こうして"事の結末"を言葉にして見返すと、一個人の極めてプライベートな感情による作品づくりに、多くの方々を巻き込んでしまったことを猛省せずにはいられません。

プロジェクトが始動した当初は、世界的な規模で考えていたにも関わらず、このように小規模な結果となってしまい、大変申し訳ありませんでした。関係者の皆様には、心からお詫び申し上げます。

しかし、反省と後悔の念を遥かに超える"感謝"の気持ちで一杯です。その感謝を胸に、本日、この場所にて「MY MADE IN JAPAN」を"着地"させていただきたいと想っております。本当にありがとうございました!!!

 

最後に…

そういえば、「MY MADE IN JAPAN」というタイトルとボディコピーはグラフィックデザイナーの方に作っていただき、キャッチコピーを考えることは、私に任されていました。

当時は100個以上書いても、まったく、納得いくものができませんでした。が、今、何となく閃いたような気がします。撮影してくださったフォトグラファーの方が、ある時、「持っているモノは、その人そのものだからね」と教えてくださった言葉から着想を得て。これでどうでしょう?

 

MY MADE IN JAPAN

好きなモノは、私そのもの

 

2020年1月15日
中村慧子